2021年11月18日 20:00
【ライブレポート】w.o.d.、切磋琢磨し合えるバンドとの対バン・ツアーをTSUTAYA O-EASTで完遂
前回の恵比寿リキッドルーム公演(2021年6月25日に行われたワンマンツアー・ファイナル公演)同様の爆音祭が眼前に広がっていた。ただ、観客の横っ面をブン殴る轟音だけに止まらず、グラデーション豊かな表現力で沸かせる手腕も彼らは持っている。今回の対バン・ツアーを経て、自分たちの武器や魅力を客観的に見据えることができたのではないかと勝手に推測する。
Ken Mackay(B)
鋭いギター・カッティングが冴える「lala」、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの『Mother’s Milk』(邦題:『母乳』)期を彷彿させるグルーヴが心地いい「0」を経て、「THE CHAIR」においては途中から暴走するリズム隊の迫力に圧倒されるばかりであった。3ピースとは思えぬ分厚い演奏でロック・バンドの本領を叩きつけた後、中盤に「煙たい部屋」をプレイ。アコギでも成立するシンプルなメロディを際立たせ、ステージ背面から照りつけるオレンジ色のライトもどこか郷愁を刺激する演出で素晴らしかった。その流れを踏まえ、哀愁漂う歌からバンドインする「relay」の起伏激しい展開にも興奮を抑えられず。
中島元良(Dr)
そして、ここで対バン・ツアーが実現できたことに触れ、「(自分たちが)