くらし情報『SuU×時速36km『骨-日-』 音楽性の異なる2組が自分たちの音楽をぶつけ合った、念願の初ツーマンをレポート』

SuU×時速36km『骨-日-』 音楽性の異なる2組が自分たちの音楽をぶつけ合った、念願の初ツーマンをレポート

へ。気持ちのいいグルーヴの中に一抹の不穏さを隠し持ったようなそのサウンドは、確かに先ほど仲川が口にしていたように「凡百のバンド」とは明らかに違う。その不穏さを象徴するのは、やはりすずきたくまの歌。ときに気持ちよさそうにリズムに乗ったかと思うと、そこからはみ出すようにシャウトする、不安定だがそれゆえにとても人間臭い彼のボーカルには、彼がいわゆるロックバンドではなくこの表現形態を選び取った理由が凝縮されているように思う。

SuU×時速36km『骨-日-』 音楽性の異なる2組が自分たちの音楽をぶつけ合った、念願の初ツーマンをレポート

すずきたくま(vo/g)
「よろしく」と一言、アルペジオを弾き出すすずき。そこにダブのリズムが入ってきて、「あなたの中で死んだようです」が始まっていく。気持ちよさそうに体を揺らすオーディエンスの姿が印象的だ。そして楽曲を終え、ギターのチューニングをすると、すずきが口を開く。
「改めまして、SuUです。時速36km、ありがとうございます。念願のツーマン。よく弾き語りとか大きいイベントで一緒になるんですけど、ツーマンは初めてで。真っ昼間からありがとうございます」。そう手短に感謝を伝えると、再びギターを爪弾いて「ennui」へ。〈劣等感に怯えてた〉という歌詞をこの心地よいリズムで歌う人はたぶんこの男だけだ。

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