くらし情報『SuU×時速36km『骨-日-』 音楽性の異なる2組が自分たちの音楽をぶつけ合った、念願の初ツーマンをレポート』

SuU×時速36km『骨-日-』 音楽性の異なる2組が自分たちの音楽をぶつけ合った、念願の初ツーマンをレポート

その心情を象徴するようにサイケデリックなギターが空間を覆っていく。バンドの演奏はどんどん熱く、濃密になり、激情が溢れ出す。minakoのボーカルも叫びのような激しさを帯び、その声によってそれまでグルーヴに身を委ねていたオーディエンスの心を刺激する。まだ昼さがりだが、SuUの音楽が引っ張り出してくる感情は、まるで深夜3時のよう。聴いていると無性に胸がざわつくのだ。

SuU×時速36km『骨-日-』 音楽性の異なる2組が自分たちの音楽をぶつけ合った、念願の初ツーマンをレポート

minako(vo/ag)
重たい足取りをそのまま音にしたような「collage」を終えると、すずきが「えっと」とおもむろに物販の紹介を始める。もうすぐライブも終わりみたいな空気を出すが、じつはセットリストはまだ半分を過ぎたあたり。「あれ、今MCじゃないの?」とメンバーに確認する姿にフロアからは笑いが起きる。
楽曲とは裏腹のどこか気の抜けた感じも、SuUというかすずきたくまという人の面白さだ。

気を取り直してminakoとのボーカルの掛け合いが印象に残る「透明船」へ。ノスタルジックな切なさを感じさせるこの曲もときに優しく、ときに激しく、振り幅の大きな情緒のうねりを生み出していく。ジャムセッションのようにメンバーと呼吸を合わせながら「rebuild」

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