盟友とともに走り抜けた奇跡の2日間。「山人音楽祭」熱狂の最終日を最速レポート
作っては消して、作りかけては消して、いろんなものに邪魔されて……もしかしたら、メンバーの誰かがここにいないかもしれない。だから奇跡だって言ってんだ!ここにあるうちに、お前らも奇跡を作ってください!」……そんな言葉とともに放たれた『RED EYE BLUES』が、ひときわ強烈な切迫感をもって響いた。「気づいたら親戚みたいになってる仲間を紹介していいか?」という茂木の言葉とともに、OAUのMARTIN(Violin)&KAKUEI(Perc)を招き入れて「ダディ・ダーリン」へ。スマホライトがキャンドルの如く会場を彩ると、そこへ10-FEET・TAKUMAが加わり、さらにTOSHI-LOWが登場!平和への祈りを紡いだ盟友たちが、次の瞬間にはメロディを「どうぞどうぞ」と譲り合う。笑いも感動も凝縮された名場面だった。「来年以降、もっと面白いことができそうです!これからも“山人音楽祭”をよろしくお願いします!」と感謝の想いと「その先」への意志を語った茂木。『Fire』の切実な言葉が、G-FREAK FACTORYの闘いの足跡を照らし出すように強く、熱く響いた。鳴り止まない手拍子に応えて、アンコールではHEY-SMITH・イイカワケン(Tp)