盟友とともに走り抜けた奇跡の2日間。「山人音楽祭」熱狂の最終日を最速レポート
と『CHERRY BLOSSOM』を1コーラスだけ披露。観る者の感情を極限越えにバーストさせる魔法の結晶のようなアクトだった。
亜無亜危異
15:20〜榛名STAGE
亜無亜危異
タイムテーブルの折り返し地点を迎え、榛名ステージには亜無亜危異。『第⼆の悪者』、『⾺⿅とハサミは使いYO︕』、『タレントロボット』……と、MCなしで立て続けに曲を演奏するスタイルだ。デビュー40周年のバンドが鳴らす骨太のサウンドは、「パンクロックってこんなに楽しいんだぜ」と語っているかのようで、そのポジティブなエネルギーが観客一人ひとりに伝播していく。『叫んでやるぜ』のラストには客席に降りた仲野茂(Vo)。その勢いで「パンクロックの奴隷だー!」と叫ぶも、次に演奏するのは『団地のオバサン』であり、「間違えた(笑)」とはにかむライブならではの一幕もあった。そして満を持しての『パンクロックの奴隷』では、ステージ上のメンバーだけでなく、観客も腹の底から「パンクロックの奴隷だー!」と声を出し、みんなで一緒に大盛り上がり。
ラストの『ノット・サティスファイド』では仲野が再び客席に突入。オーディエンスとともに拳を突き上げる熱いエンディングとなった。