秋田の夏の終わりを告げる風物詩 高橋優、主催フェス『秋田CARAVAN MUSIC FES 2024』オフィシャルレポート
的確に入る尾身のツッコミがいいリズムを刻む。「2億4千万の瞳」に乗せて、マニアックなお笑い芸人モノマネを経由して、阿部寛へと帰っていく壮大な輪を描きつつ、さらなる混沌へ突き進んでステージを終えた。
オーディエンスのクラップに迎えられてステージに登場したのは、秋田での初ライブとなったSaucy Dog。「BLUE」「シンデレラボーイ」と確実にリスナーの中に溶け込んでいるメロディが解放されていくような一体感は圧巻だ。ドラムのせとゆいかが高橋優の音楽に衝撃を受けたというMCに続いて、8月2日にリリースした新曲「馬鹿みたい」を披露した。中盤3曲では、彼ららしい真っ直ぐな信念に満ちたメッセージで一気に畳み掛けると会場の集中度がぐっと上がる。雨の影響もあり気温15度を下回る中でのライブ。「みんなの心があったかくなるライブになれればいいなと思います」と石原慎也(vo / g)が言って「怪物たちよ」「優しさに溢れた世界で」をパフォーマンス。
オーディエンスの笑顔にあふれた素晴らしいステージだった。
ブリーフ1枚が宿命づけられた男、とにかく明るい安村の第一声は「寒い!」だった。四つ打ちのリズムに合わせて、ネタを披露していく。