秋田の夏の終わりを告げる風物詩 高橋優、主催フェス『秋田CARAVAN MUSIC FES 2024』オフィシャルレポート
最後は、9月11日に配信リリースした最新シングル「現下の喝采」。高橋優からここに集まったオーディエンスへの拍手が贈られた。
■DAY2 9月22日(日)
2日目の能代市長の開会宣言、高橋優によるテーマソング「秋田の行事」のパフォーマンスに続いてトップバッターで登場したのはキタニタツヤ。「聖者の行進」「次回予告」「スカー」と、言葉による映像喚起力、そして生音とシーケンスを高次元で融合させたハイパーなサウンドがオーディエンスを一気にゆらす。一転、「旅にでも出よっか」など疾走するポップネスが心地よい中盤の構成が素晴らしい。高橋優バンドにも参加しているキーボーディストの平畑徹也と相談してこの日のセットリストを決めたというキタニ。「高橋優さんのファンは歌詞をよく聴く人たちだから、歌詞に自信のある曲をやったらええよ」というアドバイスを平畑からもらったと明かした。5月14日にリリースしたシングル「ずうっといっしょ!」、そしてラストに披露した「青のすみか」のちょっとゾッとするような言葉と歌詞世界がライブを終えてからも沈殿し続けた。
ヤバイ人がステージに出てきちゃったと思った瞬間、ミスチル桜井和寿の美声が響く。