くらし情報『『哀れなるものたち』でアカデミー脚色賞候補に! 脚本トニー・マクナマラのインタビュー到着』

2024年1月30日 12:00

『哀れなるものたち』でアカデミー脚色賞候補に! 脚本トニー・マクナマラのインタビュー到着

ただ、原作によって、作業するための材料が提供されます。まず物語の設定が与えられますので、そこから始めるのです。原作では、全てが男性の視点からとなっていますが、私はこれをベラの視点に変更しました。そこが違う点だと思います。

これは、どちらも良いものですね。片方は大きなチャレンジで、全てを自ら創造する難しさがあり、もう一方は原作の中から何を紡ぐのか、何を再現するかを選び、原作に敬意を払いながら、その精神を尊重するという技術的な難しさがあるものです。

また、ヨルゴスはグレイに会っており、彼に対して尊敬の念を抱いていましたから、私としてはそれを尊重したいと思いました。原作通りの作品とするわけではないことは分かっていましたので、我々ならではの作品としつつも、荒唐無稽で独創的、奇想天外でユーモアもある原作の精神が感じられるものとしたかったのです。
それさえ押さえていれば、良い作品になると思いました。

『哀れなるものたち』でアカデミー脚色賞候補に! 脚本トニー・マクナマラのインタビュー到着


仕事として特に面白いと感じられるのは、まさに今おっしゃったようなところなのでしょうか?

はい、そうです。私は原作のある作品の脚本を書くのが大好きです。いや、オリジナルの脚本を書くのも好きですよ。

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