レネー・ゼルウィガーがオスカー受賞作『ジュディ』を語る
これこそが彼女を定義づけるものだと思いますし、彼女を他のアイコン的な存在とは一線を画している点だと思います」
華やかなステージを降りれば、孤独で苦しい時間もある。伝説のスターと呼ばれる存在とは思えないほど、つらい想いをすることがある。それでも彼女は前へ進む。歌うことをやめない。歌唱、動き、視線、そのすべてに強い意思を宿したラストのパフォーマンスは圧巻だ。
「あのシーンの彼女は、自分自身の名前をあの場所に刻みたいという意識が強かったと思います。自分の才能が比類なきものだとみんなに知ってもらうために、成功するかどうかわからない不安を抱えながら、自分の持っているもののすべてを出して挑もうと彼女は意識していたと思います」
『ジュディ 虹の彼方に』
3月6日(金) 全国ロードショー