2022年8月12日 16:00
オーディションで語られるダンサーたちのリアル 『コーラスライン』来日公演が上演中
©GEKKO
「One!」という歌詞から始まる代表曲「One」でラインダンスするシーンがあまりにも有名な、ブロードウェイ史上に燦然と輝くミ ュージカル『コーラスライン』。リバイバル版の来日公演が、東京・渋谷のオーチャードホールで8月11日より上演中だ。
本作は1975年にブロードウェイで初演され、トニー賞9部⾨を受賞。その後15年にも及ぶ⼤ロングランを記録し、2006年に初演版の演出・振付を踏襲したリバイバル版が開幕。トニー賞最優秀ミュージカルリバイバル賞にノミネートされた。原案・オリジナル振付・演出のマイケル・ベネット(1943〜87年)が実際にダンサー仲間を集め、個⼈的な体験やダンスへの思いを語り合うトークセッションを実施。性的嗜好にまで話が⾔及した、このセッションをもとに『コーラスライン』を作り上げた。
物語の舞台は、ショービジネスの街、ブロードウェイのとある劇場。新作ミュージカルのためのダンサーのオーディションの真っ最中で、最終選考に残った17⼈が、舞台上の1本の⽩いライン(コーラスライン)に並んでいる。新進気鋭の演出家ザックは、彼らに問いかける。「君たち⾃⾝を知りたい。