くらし情報『舞台『キングダム』完走 築き上げてきた熱量がピークを迎えた大千穐楽オフィシャルレポート』

2023年5月14日 14:55

舞台『キングダム』完走 築き上げてきた熱量がピークを迎えた大千穐楽オフィシャルレポート

役の山口祐一郎が、作りこんだ装束や照明による特殊効果が全くない稽古場でそのまま「王騎」に見えることが、さすがとしか言いようのない驚きで、これは何度舞台を観てもわからない部分だけに目を奪われる思いだった。

舞台『キングダム』完走 築き上げてきた熱量がピークを迎えた大千穐楽オフィシャルレポート

左より)高野洸、山口祐一郎(C)原泰久/集英社
そんな観る側のテンションがどんどんあがっていくなか、いよいよ本編配信がスタート。まず、5月11日の13時公演、【信】三浦宏規、【嬴政・漂】牧島輝 、【河了貂】華優希 、【楊端和】梅澤美波 、【紫夏】石川由依による舞台が幕を開けた。

ストレートプレイでありながら、生のオーケストラ演奏という贅沢な舞台は、オーバーチュアから迫力満点。照明が大きくクローズアップされ、その照明が舞台に落とす光の道が引いて映るなど、客席からでは想像できなかった配信映像ならではの切り口に目を奪われる。舞台作品を観る醍醐味のひとつは、自分で選んだアングルで好きな場所を観ることができる自由度だが、一方で手に入った座席の位置の、固定された角度からはどうしても見えないものも出てくる。それが14台のカメラが次々にスイッチングしていくこの配信映像では、自在に観る角度が変わっていく。

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