「いろんなことを思い出す。そんな歌ばっかりよ、やっぱり」 デビュー30周年に30曲分の思い出をかみ締めた4時間の軌跡 ウルフルズが4年ぶりに地元大阪で開催した最高の宴 『ヤッサ!やります!30曲 V』ライブレポート!
今日はかみ締める『ヤッサ!』。若いな~っていう感じもしつつ、嫌いじゃないなと思う。精一杯歌います、心を込めて」(トータス松本)
この頃には肌寒く感じるほどに吹いてきた風も、「暴れだす V」の力強いリズムに合わせて手を叩き体を揺らせば、いつの間にか心も体も温かくなる。それに呼応するかのように、「やっぱりお客さんがおると力が入るな!今年は30周年やからツアーもやるし、いっぱい歌って、みんなが喜んでくれたらいいなと」と意気込むトータス松本が、『ヤッサ!』を支えるサポートメンバーにも触れていく。デビュー前からの付き合いの桜井秀俊、’14年の復活に向けたレコーディングに関わってから、同じ時間を共有してきた菅原龍平。『ヤッサ!』最多参加でデビューは先輩の伊東ミキオと、楽器隊それぞれのキャリアを振り返り、トータス松本が『ヤッサ!』について秘めたる思いを述べる。
「『ヤッサ!』が最初の頃はホントに若かったし、自分らも、世の中のウルフルズを見る勢いもあったと思うのね。だからソールドアウトもすぐやったし、天気のことをちょっと心配するぐらい。あとは毎年、何か趣向を変えなあかんとかばっかり考えてたけど、やっぱり年を重ねてみんな50過ぎになると、天気も体調もみんなが来てくれるかどうかも心配やし(笑)