くらし情報『特別展『法然と極楽浄土』東京国立博物館で開幕 浄土宗850年の歴史を伝える全国の寺宝が一堂に』

2024年4月23日 18:00

特別展『法然と極楽浄土』東京国立博物館で開幕 浄土宗850年の歴史を伝える全国の寺宝が一堂に

対角線を使ったダイナミックな構図、修理の後、よりいっそう鮮やかになった山水の表現に注目したい。

重要文化財《阿弥陀如来および両脇侍立像(善光寺式)》は阿弥陀如来と両脇の三尊が収まる巨大な光背が特徴的だ。

特別展『法然と極楽浄土』東京国立博物館で開幕 浄土宗850年の歴史を伝える全国の寺宝が一堂に

重要文化財《阿弥陀如来および両脇侍立像(善光寺式)》鎌倉時代(13世紀)福島・いわき市蔵※展示期間:4月16日~5月6日
第3章「法然の弟子たちと法脈」では、法然没後に精力的に活動していた弟子たちの活動に焦点を当てる。証空を祖とする一派である西山派は、京都を拠点に活動し、「観無量寿経」を図示した「観経曼陀羅(當麻曼陀羅)」の流布に務めた。

国宝《綴織當麻曼陀羅》は、蓮糸で織られたという伝説を持つ、縦横4メートルにもおよぶ大曼荼羅。古くから浄土信仰の聖地であった奈良・當麻寺の本尊で、今回が初の奈良県外での展示となる。残念ながら描かれた極楽浄土の世界の鮮やかさは失われているが、その壮麗さを実感することはできるはずだ。


特別展『法然と極楽浄土』東京国立博物館で開幕 浄土宗850年の歴史を伝える全国の寺宝が一堂に

国宝《綴織當麻曼陀羅》中国・唐または奈良時代・8世紀 奈良・當麻寺蔵※展示期間:4月16日〜5月6日
そして、第4章「江戸時代の浄土宗」では、将軍家や諸大名に支えられ、交流した江戸時代の浄土宗に焦点を当てる。

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