2021年10月20日 07:00
『G.I.ジョー』最新作で堂々の悪役に! 平岳大「世界の俳優との共演は“異種格闘技”」
平岳大とアクション監督の谷垣健治
――『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』のオーディションには坊主頭にして臨んだとのことですが、ご自身のアイデアだったのですか?
平そうです。僕が演じる鷹村が悪役であるのは分かっていました。しかし、どうも自分は悪役には見えないし、面白みもない。何かを変えないといけない思い、坊主頭にしたんです。
――登場した瞬間にワルだと思いました(笑)。これは本当に良いアイデアですね。
平そうそう、本国アメリカの観客はアジア人の顔を見分けるのが難しいという現実があります。なので、キャラクターとして肉体的な特徴が必要かなあと思い、坊主頭にしたんです。
金髪にすることも考えましたが、坊主の方が気合が入ってるように見えるじゃないですか(笑)。
――確かに。鷹村は抜け忍という設定で、アクション演技も多いですが、どんな準備を?
平バンクーバーでひと月半、アクションだけのトレーニングを受けましたが、それは毎日ヘトヘトになるくらいキツかったですね。ダンスに例えると、曲のここからここまでの振りつけを、というようなことを繰り返して覚え、それができたら1対1、1対2、1対複数の対決を覚え、さらにカメラを回してもらい、俳優としての実戦的な稽古に入るんです。