2022年1月13日 07:00
横浜流星と藤井道人を結ぶ固い絆「2人の関係に名前をつけるなら“兄弟”」
横浜亮に関して言えば、序盤はとにかくどこにでもいる就活生でいようと考えていました。まったく政治に関心のない、普通の大学生。だから、変に色やキャラクターをつけず。僕も政治にそこまで詳しくないので、亮と共に学ぶつもりで、その場で感じたことにそのまま反応することを意識してやっていました。
藤井さんからのオッケーは、安心できる
──個人的には、4話の横川繭(小野花梨)にある真実を告げるシーンの横浜流星さんの芝居にうなってしまいました。
藤井確かに良かったですよ。
横浜あそこのシーンは、繭に悪気はないのはわかるけど、でも亮は亮でもういっぱいっぱいで。そんな中で、ああいう言葉を浴びせられかけたら、もう言うしかなかったのかなと。そのあと、うわーって叫びながらバイクを走らせるんだけど、そこも含めてあんまり自分がどんなことを考えながらやっていたのかとか覚えていなくて。亮として感じたままにやったら、ああなったというのがいちばん近いかもしれないです。
──監督としても、モニターで見ていて絶対にこの表情は撮り逃せないというお芝居がいっぱいあったのではないかなと思います。
藤井現場には僕専用の再生機があって、「モニターおばけ」