黒羽麻璃央×甲斐翔真、伊原六花×天翔愛が抜擢 舞台『ロミオ&ジュリエット』上演決定
また、一度聴いたら忘れられない名曲が揃っており、幕開きに歌われる迫力満点の<ヴェローナ>、若者たちの躍動感溢れる<世界の王>、ロミオの心象風景を鋭く描き出した<僕は怖い>、婚礼の場面で歌われる甘く切ない<エメ>(フランス語で愛するの意味)などがある。
潤色・演出を手掛けるのは、ヒットメーカー・小池修一郎。『エリザベート』『モーツァルト!』など手掛けた日本初演作は軒並み大ヒットし、近年では『ポーの一族』『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』といった“名作の世界初のミュージカル化”も成功裏に収めている。本作『ロミオ&ジュリエット』でも、迫力の歌とダンスで、若者の疾走感と感受性を巧みに表現し、2017年の新演出からは“近未来を思わせる、破壊された世界で起こる物語”という設定を据え、この世の荒廃と、その中でなお煌めく愛の崇高さを、より鮮明に浮かび上がらせた。
ロミオ役に今回配されたのは、黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たち。2019年の本作上演ではマーキューシオ役として、若さの危うさを瑞々しく表現した黒羽は、代表作であるミュージカル『刀剣乱舞』の三日月宗近役のほか、昨年ミュージカル『エリザベート』の暗殺者ルキーニ役、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の志々雄真実役と次々難役に抜擢され(いずれも公演中止)