松坂桃李『孤狼の血 LEVEL2』で過酷な減量「飢えた狂犬のような」
そこから生まれる復讐心やエネルギーも含めて表現したかった」とこだわりを明かした。
新たな“悪”として参戦する鈴木は「桃李くん演じる日岡をどう追い詰めるか」を意識したといい、「ずっと攻めの芝居を続けるのは初めての経験。悪役の醍醐味を味わいました」と満足そうな表情。松坂が「一番大変だったのは、亮平くんとの格闘シーン。3日3晩かかって、体力的にも精神的にもヘロヘロだった」と明かすと、鈴木は「もう戦友ですよね。お互いに認め合った感が生まれた」と胸を張った。
前作からメガホン続投の白石監督は、「前回は『もっともっと暴れてくれ』という思いでしたが、今回はみんなが勝手に暴れ倒して、『もう少し落ち着いてくれ』って(笑)。その分、熱量が画面に詰め込んである。
近年まれに見るスーパーエンターテインメントが仕上がった」と手応えは十分。原作の柚月氏も「前作を見終わった後は、腰が抜けて放心状態だったんですが、今回は拳を握り締めて、叫びたくなった。監督、役者の皆さん、スタッフの皆さんの熱量が、体の中をかけめぐっていた」と興奮しながら、映画の出来栄えに太鼓判を押していた。取材・文・写真=内田涼
『孤狼の血 LEVEL2』
8月20日(金)公開
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