くらし情報『沖縄在住の劇作家・兼島拓也が放つ『ライカムで待っとく』キャスト&詳細発表』

2022年8月4日 18:45

沖縄在住の劇作家・兼島拓也が放つ『ライカムで待っとく』キャスト&詳細発表

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ライカムで待っとく』出演者


KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ライカムで待っとく』が、11月27日から12月4日にかけて神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ>で上演される。

沖縄本土復帰50年となる今年、沖縄在住の若手劇作家・兼島拓也が書き下ろし、沖縄に出自を持つ田中麻衣子が演出を手がける『ライカムで待っとく』は、KAAT神奈川芸術劇場によるメインシーズン「忘」の第4弾となる作品。アメリカ占領下の沖縄で起こった1964年の米兵殺傷事件を基に書かれたノンフィクション『逆転』(伊佐千尋著、新潮社・岩波書店刊)に着想を得て、当時の資料や現代を生きる東京の若者たち、基地問題の専門家、同じ基地の町・横須賀に暮らす人たちなどにヒアリングし、田中と推敲を重ねながら1年の歳月をかけて兼島が書き上げた。

この事件を全く知らなかったという30代の兼島は米軍基地が身近にある環境で生まれ育ち、現在も基地と生活が隣接している中で劇作家活動を行っている。この作品に通底するのは、「沖縄は日本のバックヤードではないのか」「沖縄の犠牲の上に成り立っている日本という国」という想い。沖縄の過去と現在と未来が交錯するこの戯曲は、まさに複雑性を包含する沖縄と日本の国の在り方を直視する物語となっている。

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