フラワーカンパニーズ、2度目の武道館公演に向けてインタビュー「前回の感謝もあるし、今回は素っ裸で武道館に行く」
そういう判断を下してよかったなと思う。
鈴木圭介
――ライブの調子がいいというのは、やはり大前提としてあるということですよね。
鈴木調子がいいかどうかは分からないけど、周りからはそう言われるし、何より楽しくなっているんだよ。ライブ、前は楽しみ! という感じではなかった。ライブがはじまっちゃえばいいんだけど、はじまる前は憂鬱で仕方がなかった。緊張もあるしね。ライブが楽しみになってきているのは、20代以降初めてかもしれない。ずっと辛かったから。
――その変化は、何故起きたのだと思いますか?
鈴木声の心配をあまりしなくなってきたからかな。前は年がら年中ずーっと「声が出るか出ないか」ばかり考えていたのが、イヤモニをするようになったりして、楽に声を出せるようになってきた。もっと言うと、今はもう「出なくてもしょうがないじゃん」とも思うようになったかな。「もういいだろ」って。来たお客さんには申し訳ないけど、出なかったら出なかったで、それはそれでいいかって。考え方が変わってきたと思う。お客さんは声だけを聴きに来ているわけじゃない、全体を聴きに来ているわけだし。そういう意味で言うと、俺が調子いいかどうかは置いといたとしても、バンドが今、強い状態にあるのは分かるよ。