くらし情報『ボストン美術館から「武者絵」の名品の数々が里帰り 『THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物語』開幕』

2022年1月28日 13:30

ボストン美術館から「武者絵」の名品の数々が里帰り 『THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物語』開幕

冒頭のセクション「神代の武勇譚」では、古事記や日本書紀などに登場する神代の豪傑たちを紹介する。ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコト、クシナダヒメをはじめ、神話の神々が力強い活躍を見せる。

ボストン美術館から「武者絵」の名品の数々が里帰り 『THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物語』開幕

左:歌川国芳《武勇見立十二支 辰 素戔雄尊》1842年頃 中:歌川国輝《本町英雄伝 牛頭天王 稲田姫》1847~48年頃右:月岡芳年《大日本名将鑑 素戔鳥尊 稲田姫》1879年
浮世絵とともに展示されているのは、6世紀に制作されたと見られる《直刀 無銘》。日本で刀剣が使用されるようになったのは弥生時代の末期で、古墳時代に全国へと普及していった。


ボストン美術館から「武者絵」の名品の数々が里帰り 『THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物語』開幕

《直刀 無銘》(6世紀)国学院大学博物館蔵
武士が集団を形成し、日本を統治するまでの過程も、江戸時代の庶民たちには非常に人気があった。「平安時代の武者」、「源平時代の英雄」、「鎌倉時代の物語」の章では、土蜘蛛や酒呑童子を退治した源頼光、牛若丸(源義経)と武蔵坊弁慶、「曽我物語」の曽我兄弟なども登場。どれも現代でも時代劇や歌舞伎の演目として人気の題材だ。

ボストン美術館から「武者絵」の名品の数々が里帰り 『THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物語』開幕

左:銘 生涼軒萩谷勝平(花押)《藤原秀郷図鐔》江戸~明治時代(19世紀)右:勝川春亭《藤原秀郷の百足退治》1818~20年頃
ボストン美術館から「武者絵」の名品の数々が里帰り 『THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物語』開幕

左:歌川国貞《武蔵坊弁慶 御曹司牛若丸》1813~14年右:歌川国芳《天狗の加勢を得て戦う牛若丸と弁慶》1850年
武者絵と合わせて展示されている鐔(つば)

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