2022年1月28日 13:30
ボストン美術館から「武者絵」の名品の数々が里帰り 『THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物語』開幕
左:歌川国貞《大森彦七》1828~30年右上:銘 浜野矩隋(印)《大森彦七図鐔》江戸時代(18世紀) 右下:銘 無銘(宗則図)《大森彦七図鐔》江戸時代(19世紀)
『椿説弓張月』は、非常に人気があった曲亭馬琴作・葛飾北斎画の読本。読本のヒットを受け、絵師たちは同作品をモチーフにした武者絵を制作している。
左:卍楼北鷲《椿説弓張月 巻中略図山雄(狼ノ名也)主のために蟒蛇を噛んで山中に骸を止む》1840年頃 右:二代歌川国貞《弓張月振分す双六》1847~48年頃
そして展覧会の最後は、ボストン美術館の刀剣コレクションで締めくくられる。平安時代から江戸時代まで、よりすぐりの20口をずらりと展示。その形や輝きの違いをじっくりと見比べよう。
展示風景より
ドラマや歌舞伎などでも描かれ、現代まで語り継がれているヒーローたち。江戸の人々は、彼らをどのように見ていたのかを「武者絵」を通して知ることができる、心おどる展覧会だ。
取材・文:浦島茂世
【開催情報】
『ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物語』
1月21日(金)~3月25日(金)、森アーツセンターギャラリーにて開催。
https://heroes.exhn.jp/top.html
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