福山雅治、全曲バラードで示した30年の軌跡「音楽は時空を超える」
気付いたら寝ちゃってた、みたいなことでも…(笑)」とオンラインライブならではの自由な楽しみ方を提案したいと語っていた福山。音楽の力が人の心に何をもたらしうるのか?――コロナ禍でエンターテインメントが苦境に陥る今、福山はこの初挑戦尽くしのライブで新たな可能性を模索しようとしていた。
今回のオンラインライブは、2つのステージを駆使して曲ごとの世界観を表現。バンドはメインステージに留まりつつ、福山は双方を行き来してパフォーマンスする、というスタイル。冒頭で「今日をもちまして、私福山は音楽デビュー31年目に突入しました。本当にありがとうございます」とファンに挨拶。当初は全国ツアーを予定していたこと、この日は本来ならば熊本公演を行っていたはずだったことなどを語っていく。有観客ライブが軒並み中止や延期となる中、「今だからこそつくれるライブをつくろう」という想いの下、昨年末には自身初のオンラインライブ『AKIRA』を開催し、「オンラインライブには通常のライブとはまた違った表現がある」との手応えを得たのだと回顧。
自身初の全曲バラード楽曲で構成されるライブとなる今回の配信も、「通常ではおそらくやらなかったはず」