くらし情報『三菱一号館美術館がいよいよ11月23日に再開館 ロートレックとソフィ・カルの競演で新たなる幕を開ける』

三菱一号館美術館がいよいよ11月23日に再開館 ロートレックとソフィ・カルの競演で新たなる幕を開ける

「不在」や「喪失」についての考察を自身の重要なテーマとしている。一方、同館のコレクションの核をなすロートレックは、1864年に伯爵家に生まれ、パリの街を舞台に活躍し、ポスターを芸術へと高めた画家。そのロートレックは、「不在」と表裏一体の関係にある「存在」について、「人間だけが存在する。風景は添え物に過ぎないし、それ以上のものではない」という興味深い言葉を残しており、その言葉通り、生涯にわたって人間を凝視し、その心理にまで踏み込んで「存在」それ自体に迫る作品を描き続けた。とはいえ、その彼が描いた人々も今では「不在」となり、作品のみが「存在」するとも言えるのだろう。
三菱一号館美術館がいよいよ11月23日に再開館 ロートレックとソフィ・カルの競演で新たなる幕を開ける

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《54号室の女船客》、1896年、リトグラフ/紙、三菱一号館美術館蔵
同展は、館のコレクションに、フランス国立図書館から借用した版画も加えた136点のロートレック作品を、この「不在」と「存在」という視点から、改めて見直す興味深い試みとなる。一方、カルは、自身や家族の死にまつわる作品をはじめ、テキストと写真を融合して構成した代表的なシリーズを出品する。また、同館が誇るルドンの大作《グラン・ブーケ(大きな花束)

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