くらし情報『山田洋次監督、倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆が“寅さん”の思い出を語る 55周年記念『男はつらいよ』シネマ・コンサート開催』

山田洋次監督、倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆が“寅さん”の思い出を語る 55周年記念『男はつらいよ』シネマ・コンサート開催

寅さんの甥である満男(吉岡)の視点から語られ、寅さんの言葉や存在が、登場人物と観客の背中を押し、“未来”への懸け橋となる作品に仕上がった。

山田洋次監督、倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆が“寅さん”の思い出を語る 55周年記念『男はつらいよ』シネマ・コンサート開催


山田監督は「全部の『男はつらいよ』をつなぎ合わせると、観るのに3日近くかかってしまうが、そこから懐かしいショットだけを組み合わせれば、もう1本別の映画ができるのではないかと考えた」と本作の着想を説明した。

寅さんと満男の絆が、物語の主軸になっており、「不良でちょっとふざけた、価値観の違う変な伯父さんがいたことが、どんなに大切だったのか。中年になった満男が思い起こすわけで、この映画の主役は、満男を演じた吉岡君」と語った。


山田洋次監督、倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆が“寅さん”の思い出を語る 55周年記念『男はつらいよ』シネマ・コンサート開催


すると、当の吉岡は「主役は渥美さんです」と恐縮しきり。本作の撮影については、「つらかったですよ」と渥美さんの不在を実感した当時の心境を明かした。吉岡はシリーズ27作目『浪花の恋の寅次郎』(1981) から、最終作『寅次郎ハイビスカスの花〈特別篇〉』(1997) まで出演。撮影中の宿泊先では、酒を飲まない渥美さんから「まあ、一杯いこう」とビールを注がれたといい、「じゃあ、失礼しますね」と肩に手をかけ、宴会場から去っていく渥美さんの姿を、懐かしそうに振り返っていた。

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