2022年9月28日 11:00
『イッタラ展』Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中 創立から140年の歩みを紹介する日本初の大規模展
カイ・フランク 手前《キマラ(カクテル)》1963年奥《1610》1954年/2016年
オイバ・トイッカは、現在までに約500種類作られている《バード》シリーズをデザインした。ガラス製造の知識に長けており、ガラスの特性を知り尽くした彼だからこそのプロダクトだ。
オイバ・トイッカ左《シエッポ》1972年中《ラウルラスタス》1984年右《スペシャルモデル 2003》2003年
13のキーワードで紐解く「イッタラ」の魅力
第3章「イッタラを読み解く13の視点」は、イッタラをより深く知るための13のキーワードを提示し、その魅力に迫っていく。
キーワードのひとつ「素材としてのガラス」では、ガラス素材そのものの魅力に迫っていく。特定の化合物を透明なガラスに取り入れて製造するカラーガラスは、毎年新色が発表される。2019年はシーブルーをアニュアルカラーとして、さまざまな製品が登場した。
2019年のアニュアルカラー「シーブルー」のイッタラ製品
また、これらのガラスを製造するには、優れた職人の技術が欠かせない。「職人の技」では、職人たちが使い込んできた道具や、製造過程の動画などを展示し、イッタラの高い技術力を紹介する。