くらし情報『『津田青楓 図案と、時代と、』渋谷区立松濤美術館で開催中 明治、大正時代の革新的な「図案」の世界を紹介』

2022年6月30日 18:00

『津田青楓 図案と、時代と、』渋谷区立松濤美術館で開催中 明治、大正時代の革新的な「図案」の世界を紹介

『華橘』は、現在確認ができる青楓の最古の図案集。『青もみぢ』は6冊も出版された人気のあった図案集。染色で応用ができる図案であり、なおかつ1点の絵画作品のようにも楽しめる形式だ。

『津田青楓 図案と、時代と、』渋谷区立松濤美術館で開催中 明治、大正時代の革新的な「図案」の世界を紹介

津田青楓『華橘』山田芸艸堂 明治32年(1899)芸艸堂蔵(C)Rieko Takahashi
『津田青楓 図案と、時代と、』渋谷区立松濤美術館で開催中 明治、大正時代の革新的な「図案」の世界を紹介

津田青楓『青もみぢ』本田雲錦堂 明治32年(1899)8月~明治34(1901年)1月 山田俊幸蔵(C)Rieko Takahashi
『うづら衣』は、兵役の合間に身の回りの自然を写生し、それを題材とした図案集。残された校正紙を見ると、随所に「はんなり」とした色にするよう青楓が求めていることがわかる。

『津田青楓 図案と、時代と、』渋谷区立松濤美術館で開催中 明治、大正時代の革新的な「図案」の世界を紹介
上:津田青楓『うづら衣』山田芸艸堂 明治36年(1903)スコット・ジョンソン蔵 (C)Rieko Takahashi 下:津田青楓『うづら衣』校正明治36年(1903)頃 個人蔵 (C)Rieko Takahashi
大正期より青楓は書籍の装幀も手掛けることとなった。初めての装幀は森田草平の『十字街』。この後、夏目漱石や鈴木三重吉ら交流のあった文学者らの著書を中心に100冊以上の書籍の装幀を手掛ける事となる。

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