簡秀吉・杢代和人『仮面ライダーギーツ』での成長「誰かの夢の原動力になれたら」
1年での「人としての成長」
――長い撮影で環境も変わった部分もあると思います。その中でお仕事に対する思いや姿勢で変わった部分はありますか。
簡僕は仮面ライダーがほぼ初めての現場なんです。仮面ライダーが始まる前に、「人として成長したい」と言っていたんですけど、ちょっとは成長できたのかな、と思います。
なかなかこうやって大人の方々とコミュニケーションを取る機会があんまりなかったので、すごくいい勉強になりました。改善したほうがいいところを指摘してくれる大人の方々がたくさんいるので、すごくありがたい現場だな、と思います。
杢代仮面ライダーは幅広い世代の方が見ている作品ですし、僕が子供のときも夢の存在でした。その作品に1年間携わった上で、作品を通して表に立つお仕事の影響力や、責任ということは、重く受け止めないといけないところなのかな、という気持ちが増しましたね。
だからこそ、ワンカットワンカットを全力で演じないといけないという気持ちにもなりますし、何よりその影響された方が大人になったときに覚えていてほしいです。その原動力の一つになっていたら、それだけで活動している意味があるな、と思います。