2022年4月5日 18:00
【ライブレポート】ルサンチマン、無限の伸びしろを感じさせるFEVERでの2ndシングルリリースライブ
が身体を揺らす。1曲目は「心配事」。直接的なビート、ラウドにして鋭いアンサンブルとともに、北が《辛くてたまらないなら 朝まで泣いてていいよ》というフレーズを叫ぶ。
そのまま音を止めることなく、「大団円」「アンチドベル」とアッパーチューンを続けざまに放ち、オーディンスが拳を上げて応える。マスク着用、声出し禁止といったルールを守りながらも、会場に熱気は一気に上がっていく。
北(Vo,G)
インストナンバー「not wrong」もインパクト十分。緻密なアレンジメントをハードコアパンクのような勢いで演奏する姿を目の当たりにして、心のなかで「おお、かっこいい」と呟いてしまった。
「ルサンチマンです。
……人、いっぱいいるな。いつも通り、がんばります」(北)という挨拶はあったものの、MCはほとんどなく、“言いたいこと、やりたいことはすべて曲に注ぎ込んだ”と言わんばかりに、とにかく曲をやりまくる。
清水(B)
爆音のなかに一瞬の静寂が訪れるような構成の楽曲が多いのだが、しっかりと歌詞が聴こえ、一つ一つの言葉が心に突き刺さってくる。たとえば、ニューシングルの収録曲「不信心」の《いつか僕を苦しめたあいつはさ、今じゃ出世街道を走ってて 「良いさ僕には僕の曲がある」