超☆社会的サンダル×ポップしなないで 「今日がなんだか一番愛を感じた」強烈なエネルギーを生み出したツアーファイナル
約20分の転換を経て、青いTシャツのベースのふじお、赤いスーツに身を包んだドラムの林田翔馬、グレーのスーツのタケマスター、セーラー服姿のオニザワマシロが登場した。レッド・ホット・チリ・ペッパーズの「アラウンド・ザ・ワールド」のイントロを鳴り響かせたかと思うと、観客たちは前方に一気に密集。多くの手が天に向かって上がる中、「ほんとの明日」でライブがスタートした。パンキッシュな雰囲気と一転、キャッチーでメロディアスな楽曲だ。オニザワマシロのボーカルもどこかやわらかい。ささくれだったギターリフ。脇を支えるプレイヤーたちの演奏に浸る表情がとてもいい。
オニザワもギターを手に取り、「魚を追いかけて」へ。
どこか哀愁を感じるギターリフとともに、時よりしゃがれ声になるオニザワのボーカルが耳にこびりつく。曲後半ではテンポが遅くなり深いリヴァーブに包まれる。そうしたアレンジの妙も光る。「東京には人が多くいて。シティガールってどんな子のことか知ってますか?私みたいに東京生まれ、東京育ちのキュートな女の子を言うんじゃなく、東京に染まった、東京が似合う、それはそれはかわいい女の子のことを言うらしいですよ」