2022年1月9日 10:30
困難な時代のなかで輝く光――2021年音楽シーン振り返り&2022年期待のニューカマー
京都のバンドで、これまでにフルアルバム2作をリリースしており、結成から4年のインディー活動で、早くも全国区での人気を獲得しつつある。そう、「早くも」と言っていいと思う。4年のキャリアのうち、ほぼ2年はコロナ禍になってからなので。僕が初めてライブを観たのは、2021年4月3日(土) の日比谷野外大音楽堂でのイベント『若者のすべて #01』で、その時は「いい曲書くバンドだなあ」というくらいの印象だったのだが、次に観た12月4日(土) 渋谷WWW Xのワンマンでは、曲はもちろんキャラクターや佇まいも含めて魅力に溢れている、つまり、とてもいいバンドであることが、よくわかった。ちょっと前のシティポップ / AORブームの文脈で捉えることもできる音楽性だが、そこには収まらない、ボロボロとはみ出まくる魅力が、そこかしこにある。というようなことも含めて、その12月4日のライブレポを、ぴあに書きました。なお、この日のアンコール後に「MVができました!」と会場で公開されたのが、こちらです。
浪漫革命「ひとり」MV
次は、大阪在住のバンド(また関西だ)、帝国喫茶。
関西を拠点に、取材をしたりラジオのレギュラーをやったりしている知人のライター、鈴木淳史が激推ししているので知った、結成間もない4人組(初めてライブをやったのも2021年らしい)。