「きっと最高のヴォルフガング」古川雄大・京本大我(SixTONES)2024年版ミュージカル『モーツァルト!』始動
古川は「天才をやるのってすごく難しいと思うんですけど、音楽以外は全くダメな人。直感で動いてしまう人で、そこが彼の面白い魅力でもあり、ダメなところでもある。それぞれの役との関係性をしっかり描きながら、とにかく追い込んで、役だけでなく古川雄大自身も追い込むということで、何か初演の時のようなあの切羽詰まった感じを出したい。とにかく甘えずにいけたらと思います」と語る。
「役作りに終わりはないと思う」という京本は、「天才の役を僕みたいな、特別秀でていない人間がコツコツ積み上げて作り上げる面白さって絶対ある」と自論を述べ、「この役は、肉体面においても精神面においても、かなり鍛え上げておかないと。(本番期間も長いので)役と向き合っていくうえで、京本大我としての強さも持っておかないと自分がダメになってしまう怖さもある。いろんなところを気をつけながら向き合っていきたい」と意気込み充分。3回目にして新たなアプローチを試みている古川と、初挑戦に挑む京本による、2024年版ヴォルフガング・モーツァルト像に期待が高まる。
京本大我(SixTONES)
12年前の初演からミュージカルファンを魅了し続け、今回8シーズン目となる本作だが、これまで日本公演で主演のヴォルフガング・モーツァルト役を務めたのは、井上芳雄、中川晃教、山崎育三郎、そして古川のたった4人。