くらし情報『「自分ではない誰かになろうとしていた」 『IT'S A SIN 哀しみの天使たち』主演オリー・アレクサンダーのインタビュー公開』

2022年1月24日 18:00

「自分ではない誰かになろうとしていた」 『IT'S A SIN 哀しみの天使たち』主演オリー・アレクサンダーのインタビュー公開

「90年代から00年代前半に子ども時代を過ごした私個人的には、自分が体験できなかった時代ということもあり、80年代はスーパークール(=とってもかっこいい)だと思っていました。電子音楽やシンセサイザーなどぶっ飛んだ文化が主流でしたし、インターネットが普及する前、本格的なデジタル時代が始まる前ですから、そういった意味でもノスタルジーを感じますし、愛着を感じます」と80年代に対しての前向きな印象を語る。

そして「ゲイのコミュニティにとって80年代はHIVの蔓延もあって、非常に重要な時代だったと言えます。80年代の当初、HIVという病気に対して一般社会は誤解や偏見を持っていましたし、ゲイやクィアであることの意味を知ったり、彼らに対する理解もまだ進んでいませんでした。“恐れ”が時代を包んでいた、と言えます。LGBTの人々に対する保護というものは殆どありませんでした」と80年代の実情を明かした。

英国で放送開始されてからHIV検査数が記録的に伸び、社会現象を巻き起こした本作が、今の世の中で放送、配信される意味については「社会現象が起こることや、実際に放送される時期に今のようなコロナの状況になっているなんて、撮影段階ではキャスト・スタッフは誰も予想できませんでした。

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