大盛況の中、完走した全国ツアー『Laura day romance tour 2024 crash landing』最終公演@Zepp Shinjuku 【オフィシャルレポート】
鈴木迅(g)、礒本雄太(ds)とサポートメンバーの内山祥太(b)、小林広樹(g)、西山心(key)が拍手に迎えられてステージに登場、少し遅れて井上花月(vo)も現れると、ゆったりとしたビートがループする「リグレットベイビーズ」が滑り出す。音楽で繋がることを信じる孤独な一人ひとりをイメージさせるこの曲でライブをスタートしたことに胸の奥が温まると、井上が短く挨拶をして、ピアノのメロディがライブアレンジで加わった「rendez-vous」。自然と体が揺れるこの曲がエンディングを迎えると、喝采がバンドを包んだ。じっくり演奏に対峙するオーディエンスの感銘の大きさは拍手の長さが物語っている。そして鈴木のまろやかなリフのイントロにビビッドにフロアが反応して「sweet vertigo」へ。Aメロでの井上の囁くような生声とオクターブ上のコーラス、セクションごとに音色を変える鈴木のギター、そしてアウトロで景色が一変するアレンジ。端正な演奏でありつつ、タイトル通り甘い眩暈を覚える構成と音色の変化に意識が飛ばされる。イントロの天才と呼びたい曲が多い中でも「sweet~」、印象的なベースラインとギターリフを持つ「透明」