2023年7月1日 12:00
山下智久、映画『SEE HEAR LOVE』ロングインタビュー 役作りや監督業、そして歌手活動について語る
役者のコンディションとか、声のトーンとか、表情も数えきれないほどあるので、それが上手くバチっとハマるって奇跡的なことだと思うんです。さらにそこに前後のシーンとのバランスとかもあるし、ちょっと今の自分にはできないと思いました。──“今”とおっしゃいましたが、監督業にも興味が?
修行を積んだらやってみたいです。5年後とかなら(笑)。
主題歌には「意識的にも無意識的にも役としての魂のようなものが注げた」
──これまでもラブストーリーの主人公をいくつも演じられてきましたが、30代になって変化を感じる部分はありますか。
20代の頃と比べるとちょっと(キャラクターが)現実的になったのかもしれないです。若いときは先が見えていなくて、「その瞬間を全力で」という感じだったんですけど、今は、現在だけじゃなくて5年後、10年後まで視野に入れながら相手を見ている気がします。
──響役の新木優子さんとの共演はいかがでしたか。
新木さんとは以前、共演(『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ)したこともあってよく知っていたし、たくさんサポートをしていただきました。すごく集中して撮影をしていたので、現場がピリッとすることもあったんですけど、そういうときに場を和ませてくれたり。