2023年8月18日 21:00
【ライブレポート】w.o.d.、東阪ワンマン東京公演を開催。荒ぶるロックでフロアをかき乱した熱狂の一夜
サイトウが「w.o.d.ですよろしく」と一言、
続いては「イカロス」。Kenのベースと元良がドラムがローギアのままフルスロットルで走っているような迫力のあるサウンドに、火花のようなサイトウの鋭く熱いボーカルが重なる。そこから最近のライブでは演奏していなかったロックンロールチューン「丸い真理を蹴り上げて、マリー。」とスピーディーな曲が続き、フロアを埋め尽くす拳と揺れる頭やジャンプが場内の熱をぐんぐん上昇させていく。
タイプの異なる疾走系のサウンドで観客を牽引したあとは、「Kill your idols, Kiss me baby」。ミドルテンポで16分を刻む横揺れのグルーヴで揺さぶる。これぞw.o.d.。曲のバリエーションに生演奏だからこそのタフネスが加算され、早くもフロアはカオス状態に。元良の華やかでダイナミックなドラムから始まるロックンロールパレード「馬鹿と虎馬」では、色とりどりの照明にパーティー感が高まる。そこからの「失神」で、オルタナティブロックのダイナミズムと変則ダンスビートが交差し、ダンスの渦は天井知らずで激しさを増していく。
「KELOID」、「スコール」は前述した「丸い真理を蹴り上げて、マリー。」