くらし情報『宝塚宙組トップスター・真風涼帆、16年ぶり上演の大作に挑む』

2022年2月28日 07:00

宝塚宙組トップスター・真風涼帆、16年ぶり上演の大作に挑む

1曲1曲重厚感があり、耳に残るような音楽が多いと感じます。初演で特に印象に残っているのは、最後の戦場のシーン。上級生の皆さんのダンスが脳裏に焼き付いています。ただ今回は、今のメンバーで作るものとして、その記憶を追いかけないように、しっかりと作品に向き合ってお稽古に励んでいます」。

“一生懸命生きる”ことを届けられたら

今、ジョルジュを演じることでより深く作品を噛み締めている。「戦場という極限状態にいる人たちの感覚というのは、恵まれた時代に生きている私たちにはとても遠いものですが、一つひとつ想像を膨らませて役に没頭しています。ジョルジュを演じながら、自分自身、“一生懸命生きよう”と強く思うので、ジョルジュやヴィセントたちの生き様を見たお客様にもそう感じていただけるよう演じたいです」。

宝塚宙組トップスター・真風涼帆、16年ぶり上演の大作に挑む

宙組『NEVER SAY GOODBYE』(C)宝塚歌劇団Photographer/LESLIE KEE(SIGNO)
「一生懸命生きる」こと。
それはコロナ禍で過ごす日々でも感じていたことだ。「この2年ほどは、あまり先のことを考えるよりも、その瞬間を一生懸命生きて、それが明日、明後日につながるようにと考えて過ごしてきました。

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