2022年11月29日 12:00
ナオト・インティライミ 約4年ぶりのフルアルバムと共にアリーナ公演へ その時間、その空間だけのアートを作り出す そういうライブを目指して
確かに数々のピンチを乗り越えてきたし、やばいことにブチ当たっても「これには必ず意味がある。大丈夫」と言い聞かせられるようになりましたね。以前は「何で俺ばっかり」みたいに思うこともあったけど、結果的に何とかなってるし、いい方向につながることも多いんですよ。旅人として約70カ国を回った経験も大きいですね。本当にいろんなことがあったけど、自分の選択を肯定できるようになったので。
――先ほども話に出ていましたが、コロナ禍でもいろんなことに挑戦して。
配信ライブもそうですね。TikTokもコロナになってから始めたんですよ。
その前はちょっと苦手意識があったというか、“SNSは若い人たちのもの”みたいなところもあったんですけど、実際にやってみたら、いろんな人がティライミの音楽を聴いてくれるようになって。たとえばフェスに出たときも、「私、ティライミのTikTokをフォローしてるんだけど」って、なんとなく見てくれるかもしれない。ステージを見てもらえれば、こっちものなんで(笑)。それもピンチが生んだ大きな財産ですね。
――「You Make My Day」はガットギターの優しい響きが印象的なチルソング。