くらし情報『怒髪天、ワンマンライブ『ドハツの日』オフィシャルレポ「ほんとありがとう、待った甲斐があった」』

2022年10月22日 12:40

怒髪天、ワンマンライブ『ドハツの日』オフィシャルレポ「ほんとありがとう、待った甲斐があった」

と清水泰次のベース(ブンブン!)と坂詰克彦のドラム(ドンドコ!)、そして増子直純のボーカル(イエー!)で成り立つ演奏も、怒髪天の場合はほとんど仕上がっている。やっていることは同じである。ただ、曲の振り幅が異様に広いことと、毎回「こんないい曲、こんな変な曲があったか!」と膝を打つような曲が登場するところが、彼らのライブをマンネリ化させない秘訣となっている。

怒髪天、ワンマンライブ『ドハツの日』オフィシャルレポ「ほんとありがとう、待った甲斐があった」


ハワイアンとブルースを掛け合わせた「救いの丘」(1995年発表)、ヒゲダンスとミュージカルを強引につなげる「タイムリッチマン」(2020年発表)、カフカの小説から物語が始まるロックナンバー「むしけらブンブン」(2005年発表)などが違和感なく並んでいる。プレイリストをシャッフルするように自分たちの歴史を面白がれるし、隠すものなど何もない。キャリアに対する自信が今や真似できないオリジナルなのだ。MCタイムを除けばかなりストイックに続くプレイも、改めて記しておきたい魅力である。


怒髪天、ワンマンライブ『ドハツの日』オフィシャルレポ「ほんとありがとう、待った甲斐があった」


1999年の名曲「サムライブルー」でグッと泣かせたあと、目下最新曲の「100万1回ヤロウ」へ。〈ゴワサンデネガイマシテハ〉と歌うサビは、そろばんを学校で習った昭和世代にはお馴染みだが、今はすっかり聞かれなくなったもの。

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