くらし情報『新国立劇場『ピローマン』出演者座談会「観終わった後に誰かと語り合いたくなる作品」』

新国立劇場『ピローマン』出演者座談会「観終わった後に誰かと語り合いたくなる作品」

絵梨子さんの演出も違うし、共演者も違うわけですから。けど、稽古中にふと以前の感覚やせりふが降りてきそうになることもあり、同じ役を同じ演出家のもとで演じる上での難しさも実感していますね。

松田僕、このとてつもない俳優陣の中に居させてもらうの超イヤなんですよ(笑)。ここでは(『ハリー・ポッターと呪いの子』ドラコ役の)“魔法”も使えないですから。昨日は同じ場面に出ている皆さんに引っ張ってもらいながら何とかついていきました。とにかくめちゃくちゃ面白い作品だと思います。

成河(小川)絵梨子さんカンパニーは毎回高みを目指すので、昨日の稽古でも変に完成形に向かって急ぐのではなく、ある種のブレーキをかけながらギリギリまで遠回りすることを意識しました。自分にとってはハイスピードで行くよりそっちの方が難しかったりもするのですが。


――木村さんは今回、作家・カトゥリアンの兄、ミハエル役として急遽カンパニーへの参加が決まりました。お話があった時にどう思われたか、率直なところをお聞かせください。

木村じつは僕、しばらく舞台の仕事を休もうと思っていたんです。2022年に絵梨子さんとご一緒した『レオポルトシュタット』をはじめ4作品も立て続けにやらせていただいて、自分の中では次の舞台まで少し間を空けるつもりでした。

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