2023年3月13日 18:00
攻めの姿勢でアジカンに挑んだCody・Lee(李) 『HIGH FIVE 2023』名古屋公演オフィシャルレポート
全部伝わったでしょ。それは絶対、ASIAN KUNG-FU GENERATIONにも届いたはずだ。音楽に夢があるんじゃなくて、夢を実現させるために何をしたか。行動こそが真実だって教えてくれたのは、今日のCody・Lee(李) だ。回り道したっていい。未知の先に後悔だってあるかもしれない。だったら道を作ればいい。一歩踏み出せばいい。
そう教えてくれたのもCody・Lee(李) だったりする。
アンコールでCody・Lee(李) が轟音で叩きつけた「When I was cityboy」を涙なしで観ることは僕には出来なかった。憧れも羨望も嫉妬もあれもこれも、ごちゃ混ぜの感情でASIAN KUNG-FU GENERATIONに体当たりしたCody・Lee(李) が最後の最後でかました捨て身の攻撃。まさに「攻めろ、音楽」だ。Cody・Lee(李) は「When I was cityboy」で「寂しささえもすべて溶かしてくれる」と歌う。じゃあ何が溶かしてくれるかって、それは音楽だし、ライブハウスだし、そこに集まっている人たちだし、何よりASIAN KUNG-FU GENERATIONだ。雪は溶けて川になって流れて行く。