2022年9月22日 22:30
【野音ワンマン直前企画】Novel Coreがフラカンに惹かれる理由。「まるで今の僕を見てくれてるみたいだなあ、っていう感覚にすごくなった」
──ああ、まあその年齢ならねえ。
夜中に急に家を飛び出したりとか、家で暴れて……母親、すごく仲いいんですけど、ペットボトルを投げつけてケガさせてしまったりとか。自分のことが怖くなって、自分で交番に連絡して、家に警察官に来てもらったりとか。自分がふたりいる、みたいな感じで、自分でも制御できない自分がいて、自分でもそいつのことをめっちゃ嫌いだし。そういう二面性、自分がどんどん本当の自分と離れていく、みたいな感じを味わっていた時期で。まさに「真暗な道を走る」感じで、明日がマジわかんない、みたいな時だったので、「深夜高速」が刺さったのかな、と思います。
──ただ、基本的に、聴いている我々って、ほとんどの人が、ハイエースで深夜に高速を走ってないじゃないですか。
(笑)そうですよね。でも、先の見えない真暗な道を、ずーっと走行しているというのが、人生とかかっている。それはたぶん、誰しも共通する部分だと思ったし。すごい元気に明るく人と接していても、心のどこかに、孤独とか、自分が自分自身から離れられないやましさを、ずっと背負いながら生きている人たちって、世の中にたくさんいると思っていて。