2024年4月9日 12:45
富田靖子&松下洸平 こまつ座『母と暮せば』詳細発表&コメント到着
再々演して頂けることは大きな喜びです。とにかく一刻も早く観たい!演出の栗山民也さん、伸子役の富田靖子さん、浩二役の松下洸平さん、スタッフの皆さんによって紡がれる命のものがたりに再会できる日がいまから楽しみでなりません。
■演出 栗山民也
(C)白鳥真太郎
靖子ちゃんと洸平に、また会える。そのふたりの声をまた聞くことができる。井上さんの残した数ページのメモから、畑澤聖悟さんがリレーするかのように戯曲に仕上げた作品に、また会える。2018年の初演から、もう何度目の上演になるのか、語り継ぐことの大事さをその度に深く噛み締めます。
『母と暮せば』は、井上ひさしが生前、「とにかく、広島、長崎、そして沖縄を書かないうちは死ねません」と幾度となくつぶやいていた作品です。それは、長崎の母と息子の上で原爆が炸裂し、ひとりは生き残り、ひとりは1万2000度の熱で一瞬のうちに溶け、その後再会する物語です。
今の瓦礫となってしまった現実の世界をリアルタイムで捉えながら、79年前の長崎に起きた不条理でメチャクチャな記憶を、再びしっかりと見つめねばと思うのです。
■富田靖子
2024年夏『母と暮せば』上演決定しました!!︎
本音を言うと……目茶苦茶、怖いです。