2021年4月12日 07:00
原作ファン必見! 舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』インタビュー【前編】 演出・中屋敷法仁「最大風速の強い演劇に期待して」
――え!それは原作ファンも必見の内容になっているのでは!?
そうですね。脚本も原作者の朝霧カフカ先生が全力で書いてくださったので。この3年間で『文豪ストレイドッグス』という作品群が成長していく中で、単純に3年前のものをやるのではなく、今だからこそできるものがあるんじゃないかということで、この舞台で初めて出る情報もあったりもします。
――書き下ろしの新しいオリジナルエピソードのような形になるということですか?
完全に新しいエピソードもたくさん入っています。とても重要な話になっていますし、これまで2.5次元舞台ということで、アニメや漫画のものをどう舞台化するか、というところでやってきたのですが、逆にこれから舞台を出発点としてアニメや漫画などの世界観に影響が出るような大きな話がいくつか入っているシナリオになっています。
――それは特にどのキャラクターに関わるエピソードになっているのでしょう?
全員ですが(笑)、特に芥川龍之介や中原中也ですかね。元々、映画は登場人物が多かったところを、今回の舞台版ではメインのキャラクターを7名に絞り込んでいるんです。なので、おのずと7人にフォーカスが強く当たり、深く掘り下げられているんじゃないかなという気がします。