くらし情報『フルオーディション&こつこつプロジェクト 新国立劇場だからできる演劇の試み』

2021年9月24日 19:00

フルオーディション&こつこつプロジェクト 新国立劇場だからできる演劇の試み

左から、西沢栄治(『あーぶくたった、にいたった』演出)、小川絵梨子(新国立劇場演劇芸術監督)、倉持裕(『イロアセル』作・演出)


新国立劇場で上演される『イロアセル』(作・演出:倉持裕)と『あーぶくたった、にいたった』(作:別役実/演出:西沢栄治)の合同取材会が開催され、新国立劇場芸術監督の小川絵梨子、倉持、西沢の3名が出席。『イロアセル』は「フルオーディション企画」の第4弾、『あーぶくたった、にいたった』は「こつこつプロジェクト─ディベロップメント─」第一期から生まれた作品で、ともに小川が芸術監督就任の際に打ち出した三つの柱の一つ、「演劇システムの実験と開拓」を実践する企画だ。3名がこの2つの企画について語った。

2018年に新国立劇場の演劇芸術監督に就任した小川だが、フルオーディションによるキャスティング、1年間を通して少しずつ作品を育てていく「こつこつプロジェクト」は、どちらも「(芸術監督への)就任の理由」と語るほどの強い思いをもって、進めてきた企画である。


フルオーディション&こつこつプロジェクト 新国立劇場だからできる演劇の試み

小川絵梨子
小川自身、アメリカで演劇を学んだこともあって「(欧米では)オーディションが日常茶飯事。『やりたい』と思った方が受けて、作り手は作品に合った方と作ることができる。シンプルで健康的なものの作り方だと思います」と、演じる側、作り手双方にとってのメリットを強調。

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