2022年1月29日 12:00
ヨーロッパ企画『九十九龍城』は「“生の営み”を観てもらいたい」上田誠×石田剛太 インタビュー
って言われたいです。
石田(笑)。でもほんと、踊るのだって、ショーパブのあんなちっちゃい空間でやっているのに、アンケートにも「踊りが凄かった」ってことが書かれているので。一瞬のシーンだし、しかもおじさんたちが動いているから(笑)、ほとんど見えないと思うんですけど、それが「凄かった」と言われるって本当に凄いことだなと思います。でもその時、僕もいろいろやっているんですよ。だから僕の方も観てほしい気持ちもありますね(笑)。
上田(笑)。でもあのシーンは理子ちゃんのちゃんとした踊りがないとできないですからね。
石田そうね。対比ですね(笑)。
「ライブの醍醐味」を大切に、千秋楽まで日々修正を加えていく
──これから2月26日まで公演が続いていく中で、この劇はどんな風になっていくと思われますか?
上田普段、公演は基本的にはあまり変わっていってはいけないというか、日々同じ焼き上がりにしなきゃいけないと思っているのですが、今回の『九十九龍城』に関しては、「“生の営み”が見えれば」というのが一番で、「我々は、生きて劇をやっている」ということを各地に見せに行くことだと思っています。だから例えば何かハプニングがあっても、それはそれでそういうものだし、調子いい日や悪い日も含めブレがあっても、「それがライブの醍醐味」