くらし情報『画鬼・河鍋暁斎と鬼才・松浦武四郎、明治期に活躍したふたりに注目する展覧会が静嘉堂@丸の内で開幕』

2024年4月16日 18:00

画鬼・河鍋暁斎と鬼才・松浦武四郎、明治期に活躍したふたりに注目する展覧会が静嘉堂@丸の内で開幕

『地獄極楽めぐり図』は、日本橋の小間物問屋・勝田五兵衛の愛娘・田鶴(たつ)の追善供養のために描かれたもの。臨終を迎えた田鶴が阿弥陀三尊に導かれ、冥界をめぐり、極楽にたどり着くまでの模様が、ユーモアを交えて細密に描写されている。本展では、近年特に注目が高まっている全40図を全場面表示する(※10図ずつ4回の展示替えあり)。

画鬼・河鍋暁斎と鬼才・松浦武四郎、明治期に活躍したふたりに注目する展覧会が静嘉堂@丸の内で開幕

河鍋暁斎《地獄極楽めぐり図》(部分)明治2-5年(1869-72)静嘉堂蔵
画鬼・河鍋暁斎と鬼才・松浦武四郎、明治期に活躍したふたりに注目する展覧会が静嘉堂@丸の内で開幕

河鍋暁斎《地獄極楽めぐり図》(部分)明治2-5年(1869-72)静嘉堂蔵
《老猿面》は、武四郎の愛蔵品。『撥雲余興』では暁斎が原寸大で細密にこの面を描いた。

画鬼・河鍋暁斎と鬼才・松浦武四郎、明治期に活躍したふたりに注目する展覧会が静嘉堂@丸の内で開幕

《老猿面》年代不詳 静嘉堂蔵
画鬼・河鍋暁斎と鬼才・松浦武四郎、明治期に活躍したふたりに注目する展覧会が静嘉堂@丸の内で開幕
『撥雲余興』「古銅老猿仮面」 河鍋暁斎挿絵 明治10年(1877) 静嘉堂蔵
暁斎と武四郎は、ともに天神(菅原道真)と観音を篤く信仰していた。第二章「暁斎と武四郎―天神信仰と祈りの造形」では、二人の信仰に着目し、武四郎が集めた信仰に関する造形物を展観する。

画鬼・河鍋暁斎と鬼才・松浦武四郎、明治期に活躍したふたりに注目する展覧会が静嘉堂@丸の内で開幕

展示風景より
相撲の祖とされる野見宿禰は、殉死を禁じ、代わりに陵墓に埴輪を立てることを進言したことでも知られている。埴輪を作ることを許された野見宿禰は土師臣となり、その末裔の一人に菅原道真が挙げられる。

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