夏休み、子どもたちの心を豊かに育む「子どもの感性を育てるクラシック名曲コンサート」が東京と大阪で開催される。
女優・杏さんが司会、脳科学者・茂木健一郎さんが解説を務め、親子で楽しめるオーケストラ・コンサート。今年2月に東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催された第1弾は大反響、2回公演・約4,000席が完売したという人気企画のアンコール上演だ。公演に出演する指揮者・飯森範親さん、ヴァイオリニスト宮本笑里さん、音楽監修の構成作家・新井鷗子さんの三人に、このコンサートの見どころ聴きどころについて、子どもたちと音楽について語ってもらった。
新井音楽にはロックやポップスなどいろいろなジャンルがありますけれども、子どもの感性を育てるコンサートになぜクラシックの名曲を持ってくるのか。クラシックの名曲って、200年という単位の、桁違いのロングラン・ヒット曲なんですね。何かしらの意味があるからこそ、人間の歴史に残ってきたわけです。それは人間の生活に、そしてお子さんの感性を育てることにも良い作用があると思います。
飯森前回、満員のオーチャードホールで、親御さんたちがみなさん口を揃えておっしゃっていたのが、子どもたちが退屈するかなと心配していたけれども、寝たりせずに、みんな真剣に聴いていたという意見でした。