2023年7月26日 12:00
子どもの感性を育てる超人気オーケストラコンサート。完売必至!いますぐポチッ!
《チャールダーシュ》なんて、こんなにシンプルな和音の中で、よくこんな面白い曲を書いたなって。だからこそ名曲として残っているわけで。
宮本そうですね。《愛のあいさつ》も、タイトルどおり愛情を感じられて、心がすごく穏やかになります。私は幼い頃から五嶋みどりさんの演奏でよく聴いていて、こういう曲を演奏できるお姉さんになりたいと思っていたんです。ですから、それを今度は自分が子どもたちのために弾けるというのは、すごく思いがあふれるものがあります。新井飯森マエストロも、今回指揮するラヴェルの《ボレロ》には思い出があるそうですね。
飯森僕は《ボレロ》を聴いて指揮者になりたいと思ったんです。
僕の祖父はずっとチェロを弾いていて、ほんとはチェリストになりたかったそうなんです。京都大学のオーケストラでは朝比奈隆先生と同期で、一緒にカルテットをやっていた写真もあるんですよ。3歳の僕は、その祖父のSPレコードでアルトゥール・ルービンシュタインが弾いているチャイコフスキーのピアノ協奏曲を聴いて、ピアノを弾きたいと言い出したそうです。そして10歳の頃。今度はユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の《ボレロ》に衝撃を受けて、こういう曲を指揮してみたいと思ったんですね。