くらし情報『【レポート】花總まり、愛希れいか、山崎育三郎、古川雄大ら再集結のミュージカル『エリザベート』待望の開幕』

2022年10月12日 16:00

【レポート】花總まり、愛希れいか、山崎育三郎、古川雄大ら再集結のミュージカル『エリザベート』待望の開幕

注目は、1996年の日本初演(宝塚雪組公演)で世界最年少でエリザベートを演じ、2015年以降は東宝版でも同役を演じている花總まりが、自身“集大成”と位置づけていること。加えて、近年ではドラマにバラエティにと八面六臂の活躍を見せている山崎育三郎が、これまで演じていたルキーニから役を替え初めてトートとして登場するはずだった2020年公演の中止を経て、改めて挑むトート役にも注目が集まっている。

【レポート】花總まり、愛希れいか、山崎育三郎、古川雄大ら再集結のミュージカル『エリザベート』待望の開幕

花總まり
やはり秀抜なのは花總のエリザベートだ。彼女の持ち味である可憐さ、品の良さは美貌の、しかも孤独な皇后という役柄にこれ以上ないほど似合う。佇むだけで“日本のエリザベート”と呼びたくなる説得力。加えて細部に至るまで深みが増し、そこにエリザベート皇后が生きていると観る者に思わせる、まさに“集大成”の演技を見せた。少女時代から晩年期へ、劇中で齢を重ねていくにつれどんどんその美しさが鋭くなっていくのもこの人のエリザベートの凄み。また今期は振付が新しくなった箇所もあり、特にエリザベートには体幹を必要としそうな動き、姿勢が増えていたが、ちょっとした瞬間を切り取っても惚れ惚れする美しさ。
それはこの人のたゆまぬ努力のなせるわざなのだろう。

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