HYDE、ツアーファイナル公演レポート到着 映像作品として発売&6月より全国ツアー開催も決定
各地で演奏されるたび、よりしなやかに、いっそう自由に成長してきたリアレンジバージョンの集大成が朗々と鳴り渡って、オーディエンスを陶酔させる。
「もともと1年前にやろうと思っていた計画はとうに白紙になって、2つ目の計画もちょっと考え直しました」ファイナル公演初日のライヴも終盤に差しかかった頃、HYDEはゆっくりと、そう明かした。新型コロナウイルスに対する受け止め方は本当に人それぞれで、こうしてツアーを開催することにマイナスな意見もあるかもしれないけれど、文句を言っていたって誰も助けてくれないし、自分の身は自分で守らなきゃいけない。1年前はどんなウイルスか全然わからなかったからステイホームが必要だと思ったけど、今はいかに安全にみんなで生き残っていくかが大事だと思っていると語った次の言葉だった。2つ目の計画とは昨年末から今夏に向けてアグレッシヴな楽曲を次々にリリースし、夏にはアルバムを出してツアーをしたいと考えていたという。だが、冷静に現況から鑑みるに自身が求める激しいライヴの開催は難しいと判断。アメリカのロックシーンに本気で挑むリミットをあと2年と定めていたものの、それも今は厳しく、だったら2年後にやりたいと思っていたことを今やろうと気持ちを切り替えたと告白する。